現在までにPS(2nd Edition)、GBA、PSP、携帯電話用アプリ、iPhone/iPad向け用アプリに移植、リメイクされている。また、2000年9月28日には PSベスト (The Best) 、2007年8月9日には PSPベスト (the Best) として廉価版が発売された。『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』は『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』に収録(『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』のPSP移植版と同時収録)。 なお、PSP版を除いて移植の際はすべてBGMに編曲が加えられている。
プレイステーション版
1998年12月23日にSFC版をリメイク。
戦闘システムの変更
プログレッシブ・リニアモーションバトルシステム(P-LMBS)を採用。
詳細はテイルズ オブ シリーズ#各種システム参照。
料理システム
フードサックから変更された。複数の食材を組み合わせ、HP・TPを回復する。毒や麻痺、石化を解除する効果を持つものも。なお、ほとんどの場合、料理の熟練度に応じて回復量が加算される。
フェイスチャット
フィールド画面でセレクトボタンを押すと、キャラクター同士が会話をする。PS版『デスティニー』の「アクティブパーティウィンドウ」を改良したものである。会話内容はストーリーの伏線やヒントが含まれている場合もあれば、まったく関係の無いキャラクター同士の雑談もある。
ゲーム本編中では出し切れなかったキャラクターの性格や個性が活かすことができ、本作以後のシリーズ作品では恒例となる(GBA版は例外)。
モンスター図鑑とコレクター図鑑
モンスター図鑑は遭遇したモンスターのデータを登録していく図鑑であるが、遭遇しただけではモンスターの名前のみが登録されるだけで、その他の項目を埋める為には「スペクタクルズ」を使う必要がある。PS版ではモンスターを倒して入手できるアイテムや盗めるアイテムも実際に入手しないと登録されない(のちのシリーズ作品では「スペクタクルズ」を使用するとアイテム情報も追加されるように改良された)。
コレクター図鑑は入手したアイテムのデータを登録していく図鑑。
両図鑑とも全項目を埋める(コンプリートする)ことで称号が入手できる仕様は後のシリーズにも受け継がれている。
ダンジョンの追加
エクストラダンジョンとしてトレントの森の最深部、闇の洞窟が追加されている(洞窟自体はSFC版にもあったが、入ってすぐにシャドウがいた)。
PlayStation Portable版
フルボイスエディション版
2006年9月7日にPS版を移植、GBA版の追加要素も一部加えられている。『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』というタイトルが付けられ、メインシナリオがフルボイスになっている。
- ワイド画面に対応し2Dマップ及び戦闘中は表示される範囲が左右に広くなっている。ただし3Dフィールドは上下両端をカットしPS版より狭くなった。
- グレードシステム、グレードショップを追加。
- 戦闘時のキャラクターが3頭身になった。また、PS版とは一部の敵の攻略方法が異なる。
- PS版では「チャネリング」を手に入れたシーンが「アップルグミ」に差し替えられた。
- チェスターの武器「エルヴンボウ」獲得イベントがGBA版のものをベースにしたものに差し替えられた。そのため、アーシアも登場する。
- 一部キャラクターに称号を取得するイベントが追加された。
- エンディングが歌ではなくBGM(SFC版とは異なる)になっている。
初回特典DVDとして「ドラマチックDVD -アップルグミ篇-」が付属した。詳細はビバ☆テイルズオブを参照。
クロスエディション版
2010年には更に細かい点をブラッシュアップしたバージョン『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』が『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』に収録(『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』のPSPリメイク版と同時収録)。
主な変更点としては以下のようなものがある。
- パーティキャラクターとして、『なりきりダンジョンX』に登場するロンドリーネが参戦。それに伴い、シナリオに変更が加えられた。
- 戦闘システムを大幅に改良。
- 操作モード「マニュアル」が最初から選べる。これにより、装備するとマニュアル操作ができる「テクニカルリング」が「ステップリング」に変更。
- 戦闘中の移動がダッシュ移動のみになり、「ダッシュリング」の入っていた宝箱は「ライフボトル」に差し替えられた。
- 戦闘時のキャラグラフィック修正。
- 『エターニア』以降のシリーズ同様に中級以上の術技の同時発動が可能。
- バックステップ等の三種類のステップの追加。それに伴い、新たな装飾品が追加。
- 秘奥義を含む新技の追加。
- 上記に伴うイベントの追加。
携帯電話用アプリ
2010年3月17日より配信。GBA版をベースとした移植作品。
Phone/iPad版
2013年9月24日より、iPhone/iPad向け用のアプリとして移植配信されたが、諸般の事情により2014年5月29日をもって配信を終了する。